加賀百万石の地に受け継がれる茶道宗和流
加賀藩で受け継がれてきた茶道宗和流の祖、金森宗和の遺徳をしのぶ宗和忌茶会(北國新聞社後援)は8日、中村記念美術館の旧中村邸で開かれ、お客様はじめ会員が茶の湯を味わい、流派の隆盛を願いました。お菓子は蕎麦巻,お干菓子は小墨落雁、藪柑子で、宗和作の茶杓を用いて点てた一服を堪能していただきました。
今年の宗和忌は、時折霰の降る寒い日となりましたが,お客様には金森宗和公をしのんで各服点てのお濃茶を味わっていただきました。
お濃茶席、お薄席、点心席でおもてなしさせていただきましたスタッフです。
加賀・梅鉢茶会(北國新聞社主催)は24日、金沢市宝町の曹洞宗宝円寺で開かれ、石川県内外の愛好者が加賀藩祖前田利家建立の菩提寺で、加賀の茶の湯を堪能した。金沢の近代茶道を支えた茶人をしのぶ席となり、参加者は先人が守り発展させた茶の湯の文化を、次代へつなぐ思いを新たにした。
2024年11月25日 北國新聞記事より
薄茶席は宗和流宗和会理事長髙川宗順(県茶道協会常任幹事)が担当させていただきました。床に先々代理事長の金野宗宏筆「明歴々」を掛け、紅葉のヤシャビシャクと白椿(加賀八朔)を竹花入れ(宗旦一重)に活けて、流祖金森宗和の茶杓や、金森家旧蔵の香合、旧加賀藩士の初代諏訪蘇山が手掛けた青磁の菓子器、熊川(こもがい)茶碗などを用いて、雅な武家点前でおもてなしいたしました。
金沢市中心部で金沢城・兼六園大茶会(石川県茶道協会、北國新聞社など主催)が開幕しました。この茶会は県茶道協会に所属する7流派12社中が10月12日から14日までの3日間にわたり、地元作家の手掛けた新作道具を用いてもてなす恒例の大寄せ茶会です。
今年は金沢城公園の玉泉庵(ぎょくせんあん)を宗和流宗和会が担当いたしました。お軸は当会の先々代理事長 金野宗宏筆「松風和」を掛け、お床にはヤシャビシャクと西王母を活けて、一足早い炉の点前でおもてなしをいたしました。
この日は雲一つない晴天に恵まれ、大勢の方々に2代加賀藩主前田利長の正室永姫(玉泉院)の屋敷跡に建てられた玉泉庵で、素晴らしい庭園美と心尽くしの一服を堪能していただきました。
社中の若い子達も、心を込めておもてなしさせていただきました。
北國新聞文化センター受講生の発表会「カルチャー祭り2024」(同センター、北國新聞主催)は9月6日から3日間の日程で金沢市の北國新聞交流ホールなど、3会場で開幕しました。宗和流宗和会は7日に立礼席で100名を超えるお客さまにお薄のおもてなしをさせていただきました。
今年の「カルチャー茶会」は宗和流宗和会が見晴らしの良い赤羽ホール2階でお点前を披露いたしました。 宗和好みの立礼棚と赤い野点傘をしつらえ、大勢の方々に秋の風情を堪能していただきました。
金沢では新盆の7月に先祖のお墓参りをいたします。
梅雨の晴れ間 金森家のお墓のある高厳寺様でお参りをしました。
その後、クマよけの鈴を鳴らして加賀藩前田家墓地はじめ多くの著名人のお墓もある野田山墓地の、金森家有縁の土を盛り上げた土饅頭形式の墓所にお参りいたしました。
このお茶会は百万石まつりに併せて開かれているもので、兼六園周辺の6つの会場で6月1日と2日の2日間にわたり、県内各流派によるお点前が披露されました。昭和32年に兼六園茶会として開催されたこのお茶会は今年で第68回となります。
今年の宗和流宗和会は旧高峰家において、加賀藩前田斉泰公のお軸で一服
差し上げました。お菓子は石竹花(柴舟小出)・お茶は栄の白(野田屋)でした。
茶道宗和流宗和会の了空忌茶会と法要(北國新聞社後援)は4月21日、芳斉2丁目の臨済宗高厳寺で営まれ、約40人が公家のみやびと武家の枯淡を併せ持つ流儀の茶で一服し、宗和流を加賀に伝承した2代金森七之助の遺徳をしのんだ。
宗和流は流祖金森宗和が確立、加賀では3代藩主前田利常に仕えた長男七之助【了空】が藩士や町人に指導し、宗和流の茶を広めた。この日は法要、茶筅供養に続き茶会が開かれ高川宗順理事長が七之助の茶杓や、宗和流12代辰川宗弘箱書きのゆかりの道具でもてなした。
4月22日北國新聞記事より
茶道宗和流の祖、金森宗和をしのぶ宗和忌茶会(北國新聞社後援)は3日、中村記念美術館の旧中村邸で開かれ、出席者が侘茶にみやびを取り入れた流祖に思いをはせて一服した。
床には宗和の画軸を掛け、宗和会の高川理事長が伝来品を写した釜「破れ窓」など宗和好みの道具でもてなした。藩政期の医師、山本与興作の黒茶碗など地元の名品も目を引いた。
12月4日北國新聞記事より
今年の金沢城・兼六園大茶会では宗和会社中の若い子達が大活躍でした。日ごろのお稽古の成果を発揮しました。
兼六園大茶会は、金沢城と兼六園周辺の4つの茶室を舞台に、第一線で活躍する工芸作家が手掛けた選りすぐりの新作道具を用いて、石川県内7流派14社中が11月3日から5日までの3日間お点前を披露しました。
宗和流宗和会は11月4日、兼六園の「時雨亭」のお席を担当しました。深まる秋の名園で大勢のお客様にお茶を楽しんでいただきました。
第72回金沢百万石まつりのメーンイベントの1つである「百万石茶会」は金沢中心部の7つ会場で6月3日と4日の両日、各流派参加のもと開催されました。
宗和流宗和会は6月4日、旧園邸松向庵でおもてなしをさせていただきました。
大勢のお客様に、金沢の伝統的な文化に触れられるお茶を楽しんでいただきました。
金森家の墓のある金沢市芳斉町の高厳寺において了空忌の法要が執り行われました。
宗和公はじめ七之助(了空)ならびに物故者の追善供養の後、お参り頂いた皆様に一服のお茶を楽しんでいただきました。
しいのき迎賓館で25日、国民文化祭のプレイベント「子ども文化体験ワールド」(市,一般財団法人県芸術文化協会主催、北國新聞社特別協力)が2日間の日程で始まった。親子連れ約300人が加賀茶道や加賀宝生等の体験講座で郷土に受け継がれる文化の魅力に触れ、10,11月に県内で繰り広げられる文化の祭典へ関心を高めた。
県茶道協会の講座では、宗和流宗和会が立礼席を設けた。
2月26日北國新聞記事より
コロナ禍のため久しぶりの初釜です。皆さんとまた一緒にお稽古できますよう精進を誓いました。
新型コロナウイルス感染が終息しつつある令和5年、今年一年お稽古に精進できますよう初釜が開催されました。
塩屋釜から上がる湯気に身も心も温まりました。
金沢市山の上町の月心寺内「直心庵・暁雲亭」において隆茗会の月釜を懸けました。当地において歴史ある懸釜なので、宗和流の気持ちを込めておもてなしさせていただきました。
金沢市では、子ども達が金沢の伝統を学び、体験することで未来の担い手育成につなげることを目的に、様々な子ども向け教室を開催しています。
今回の茶道・子ども塾は、中村記念館旧中村邸において宗和流宗和会が担当いたしました。
はじめに参加した子どもたち全員に自由に茶花を活けていただき、そのあと茶席にてお抹茶を点てて、おもてなしの作法を学んでいただきました。
コロナ禍で3年ぶりに百万石まつりが開催されました。
今年は茶道宗和流宗和会 理事長高川宗順による献茶式が尾山神社本殿で執り行われました。
県民茶会が7日から12日まで県茶道協会所属の6流派により、兼六園「時雨亭」にて日替わりで催され、宗和会は8日の席を担当しました。
床には宗和会 前理事長・金野宗宏による「満庭黄葉無人掃」のお軸を掛け、地元作家の茶道具も多く取り合わせて 晩秋の風情でお客様に一服のお茶を楽しんでいただきました。
流祖 金森宗和公の遺徳を偲ぶ「宗和忌」が中村記念美術館 旧中村邸で営まれました。宗和公の画像が掛けられ お茶やお花などをお供えし、茶席では宗和公ゆかりのお道具や先人達のお道具の数々を用い偲びました。
「宗和忌」は宗和流への理解や、関係者、各会員との交流を深めていく上で大切な機会となっています。
東京・宗和会 藤井宗芙社中は世田谷区立星辰堂において、今年25周年を迎えた 世田谷茶道星辰会(会員140名)の10月茶会で濃茶席 小間を担当しました。
大徳寺156世 江月宗玩「心不可得」のお軸で、心無心にして何ものにもとらわれない自由な精神を表す禅の心をあらためて皆さんと味わいました。
能登・七尾市の本龍寺で七尾月釜が懸けられ中島宗和会 室木宗美社中は、名残りの趣向で席を担当しました。終日来客で賑わうなか、金沢から宗和会会員も出席しました。
この七尾市の月釜は 宗和流の他、表千家、裏千家の流派が担当しています。
金沢城・兼六園大茶会で、宗和会は10月7日兼六園「時雨亭」での席を担当しました。この大茶会の特色である地元作家の新作茶道具を用い、秋の風情を楽しんでいただける取り合わせで大勢のお客様におもてなしをしました。
10月7日から3日間金沢中心部の5会場で催されたこの茶会には 8流派14社中が参加しました。
金沢市では「金沢の茶道」全般を学べる「金沢・茶道子ども塾」を開講しています。作法体験の一環として6月は2回にわたり、中村記念館 旧中村邸にて宗和流宗和会が担当しました。
参加した子供たちは、自作の茶碗を持ち寄り緊張した面持ちで初めて茶筌を持ってお茶を点てました。点てたお茶に歓声をあげながら、おもてなしをする側とされる側とを交互に体験しました。
「金沢百万石まつり」開催の中、第61回「百万石茶会」が各流派参加のもと
6月3日と4日の両日、兼六園を中心に 周辺7会場でとり行われました。
茶道宗和流宗和会は6月4日に兼六園の「時雨亭」での席を担当し、百万石
まつりにちなんだお道具の取り合わせで、大勢のお客様にお茶を楽しんで
いただきました。
金澤神社の金城霊沢にてお水取りの儀式終了後、加賀藩の藩祖 前田利家公を祀ってある尾山神社にて、茶道宗和流宗和会 理事長 長田宗琢による献茶式が厳粛に執り行われました。献茶式の後、拝服席で参列された方々に一服のお茶を楽しんでいただきました。
髙巖寺にて加賀で宗和流を広めた七之助の「了空忌」、及び茶筌供養がとり行われました。流祖 宗和公をはじめ、七之助、先人達の御遺徳を参加者で偲び、茶席では 先人ゆかりのお道具を取り合わせての偲ぶ茶会でした。
茶筌塚では、これまで使用した茶筌に感謝の意を込めて供養いたしました。
昨年 歴史文化資産である金澤町屋の保全活用を図るための総合情報発信
拠点として金澤町屋情報館が誕生しました。
その記念の一環として初めてお茶会が開催され、茶道宗和流宗和会が担当
しました。金沢らしい風情を感じることができる和室にて、一服のお茶を一般
参加の皆様に楽しんでいただきました。
「つば甚」にて文化センター宗和流教室の受講生による初釜が開催されました。
お炭の点前から始まり、干支にちなんだ道具の取り合わせで新年を祝いました。
流祖 金森宗和公の遺徳を偲ぶ「宗和忌」が中村記念館 旧中村邸でとり行われました。お席には、宗和公画像が掛けられ、厳粛にたてられたお茶やお花などが、お供えされました。
宗和公を偲ぶこの茶会では、あわせて各地からの門人や関係者の方々と、ゆかりの茶道具や話題などを通して宗和流への理解を深めています。
北國文化センター主催の「カルチャー祭」が北國新聞社 赤羽ホールで開催され、各教室の受講生が日頃の成果をそれぞれ発表しました。宗和流教室の受講生は今回立礼席(りゅうれいせき)でのお点前を披露しました。
茶席には野点傘をしつらえ、野外での茶席に見立てて、カルチャー祭に訪れた大勢のお客様にお茶を楽しんでいただきました。
これまで不明だった金森七之助方氏のお墓の位置が確認されたことを機に、初めて野田山墓地で350回忌法要が営まれ、加賀の地に宗和流を広めた先人の遺徳をしのびました。